感染性物質輸送の知識:第一章

国内・国外ともに感染症法やIATA(国際航空輸送協会)が定めている規則等で危険物の輸送には定められた規格の物を使用し輸送するということがルールとして決められております。
輸送や確実に安全な包装を行うための感染性物質の分類に関する情報等をこれから掲載していきたいと思います。

[航空輸送]
国際民間航空機関(ICAO)により発行された「航空機による危険物の安全輸送に関する技術指針」は、法的拘束力を持つ国際規則である。国際航空輸送協会(IATA)は、ICAOの規定を組み込んだ「危険物規則書(DGR)」を発行しており、これにはさらなる制限が追加される可能性もある。ICAOの規則はすべての国際便に適用されている。国内便(ひとつの国の中のフライト)については、各国の民間航空当局が国内規則を適用している。通常はICAOの規定に基づく規則だが、変更事項は、ICAOが組み込まれることもある。

[鉄道輸送]
欧州、中東、北アフリカの諸国では、「鉄道による危険物の国際輸送に関する規則(RID)」が適用されている。またRIDは、欧州理事会指令第96/49/EC号をとおして、欧州連合(EU)に加盟している25カ国の国内輸送にも適用されている。

[道路輸送]
「道路による危険物の国際輸送に関する欧州協定(ADR)」は40カ国で適用されている。また、南米と東南アジアの国々では、この協定の修正版が用いられている。ADRはまた、欧州理事会指令第94/55/EC号を通して、EUに加盟している25カ国の国内輸送にも適用されている。

世界保健機関(WHO)はアドバイザーの資格で、UNCETDGとICAOに参加している。

以上、今回はここまで。

※感染性物質の輸送規則に関するガイダンス-世界保健機関-より抜粋
日本語版 翻訳・監修 国立感染症研究所